片岡 謙寿先生(38組担任、物理)

思えば昭和39年、32歳のとき、不本意ながら水戸一高に転任しました。一高のこと何一つ知りませんでした。以来、転出するまでの20年間、再び戻っての一年間、夢のように過ごしました。もとより極めて非才ですし、皆様方に沢山の迷惑をお掛けしたと、今思うと冷や汗の出る思いです。

ただ毎年のように考えさせられる出来事があり、一生懸命だった印象はあります。夢ももっていました。進学校であることと、それを乗り越えた人を作る学校にしたかったような気がします。

一高時代には数え切れない程のなつかしい思い出があります。

一高を去ってからも私のモットーは生徒諸君は何になるかが目的でなく、どんな人間になるかが大切だということです。

教員生活の最後が水戸二高とは本当にびっくりしました。それまでの36年間は、どちらかというと男子校ばかりでしたので!