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「復活・歩く会」メッセージコーナー

【イベント報告】掲載:平成24年10月28日掲載

清水先生(31組ご担任):

第6回「復活・歩く会」参加の皆さんへ

 今回の「復活・歩く会」は、皆さんの願いが通じてすばらしい好天に恵まれました。
 沈石寺からスタートした常陸太田の里山歩きは、コースに変化があり、楽しく歩くことが出来ました。これもみな、実行委員の皆さんの下調べのお陰と感謝、感謝です。
 佐竹寺から久昌寺跡、義公廟へと進むコースでは、久しぶりに常陸太田の歴史に触れ、先人に思いを馳せました。
 西山荘前「桃源」では、周りの自然とゆったりとした時間の中で、参加の皆さんと共に昼食を楽しみました。西山荘にはしばらく入っていなことを思い出しました。
 常陸太田の老舗「ヨネビシ醤油」蔵元の社長さんは、思いもかけず水戸一の先輩でした。後輩たちのためにとユーモアを交えて丁寧に説明をしていただき、醤油の製造・貯蔵所を案内してくれました。木製の樽にこだわる理由、乳酸菌の働きなど興味深く話を伺いました。
 寿橋からは、夕陽を追いかけながら、トレーニングで走った思い出深い堤防を歩いてゴールへ。
 前庭のブロンズ像前での閉会式で、記念の色紙と踏破証をいただき、心地よい疲労感と満足感に包まれながら、充実した一日を終えることが出来ました。有難うございました。
 来年もまたコンデションを整え、是非参加したいと思っています。
 皆さんまた来年、高沢実行委員長の下に、元気でお会いしましょう。
 高塩実行委員長はじめ、実行委員そして参加者の皆さんに大変お世話になりました。

清水 壽夫

追記
スナップ写真を数枚添付しましたので、ご覧下さい。


髙橋先生(39組ご担任):

歩く会の楽しみ

 バスの窓から真弓山の石切場や目立の高鈴連山が見えたときには、青 春時代の懐かしさが込み上げてきました。枕石寺は初めてでしたが、石 を枕にする親驚の姿に自らの非に気づいた賴秋も親驚と同じように立派 な人だったのだと思います。佐竹寺は久々の訪問でしたが、以前にも増 して古色が深まったように思われます。古いものには神が宿るといいま すが、神々しい雰囲気に心が洗われるような思いでした。よく見ると大 震災の傷跡はまだそのままでしたが、これぐらいのことではへこたれな いのが古利の力です。西山公園の義公廟と久昌寺もはじめての拝観、母 を思い仏法に深く帰依した光園公には敬服するばかりです。
 西山荘レストハウス桃源で庭園を臨んでの昼食は格別、桃源郷とはこ こを云うのかと思うほど。米菱醤油新蔵奨友館での社長の御講話は母校 の校訓まで話題にのぼり、実によい締めくくりとなりました。変転極ま りない時代の中で自らの歴史に誇りをもって伝統を守り、乳酸菌を大切 にしている姿勢には心からの声援を送りたい。今朝のわが家では土産に 買った「生みそ」の芳香が部屋の隅々にまで、漂っています。
 ところで、醤油蔵の中を見学しているときに目を見張るばかりの御婦 人が一緒だったのに気付いておられたでしょうか。妙に気にかかったの で、帰りがけに「あの黒い帽子の貴婦人は何方でいらっしゃいますか。」 と社長に尋ねたところ、「あれは私の家内です。」と云うことでした。ど う見ても相応しくないとは思いましたが、社長夫人と聞いては、前を素 通りするわけにもいかず、「本日は大勢での見学、誠にありがとうござい ました。」といって、深々と頭を下げたところ、驚いた貴婦人に後ずさり をされてしまいました。米菱醤油の社長はなかなか面白い人です。
 薬医門と若人の像の前で、参加者全員に固まれ、心のこもった色紙と 完歩賞をいただくことは、ほんとうに幸福なことです。静かな喜びに満 ち、充実した歩く会でした。次回を今から楽しみにしています。
 ありがとうございました。

 平成24年10月22日
 復活・歩く会参加者各位

髙橋 德正

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