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第6回「復活・歩く会」

【イベント報告】掲載:平成24年11月3日更新

水戸駅南口:集合

 これ以上ない!というほどの好天に恵まれ、晴れやかな顔でメンバーが集まってくる。
先生方も、お変わりなくお元気の様子で、安心する。前夜、宮本先生を偲ぶクラス会を行った34組の皆さん、前夜祭に参加された皆さん、体調は大丈夫だろうか?
 高塩実行委員長(32組)お手配の茨城交通のバスに乗り、いざ!水戸黄門のゆかりの地、常陸太田へ!乗合型バスのため、先生方と女子が優先的に座る。6号国道経由で、常陸太田に向かう。バスの中では、気持ちは高校生である。そのせいか、つい、『次、おります。』ブザーを押してしまった人もいたようだが。



出発前、秋山先生、清水先生、高橋先生と歓談している高塩実行委員長(32組)

枕石寺:出発式

 親鸞も訪れ、枕にした石があるという枕石寺。ここで、出発式を行う。実行委員長挨拶、参加者近況報告ののち、飯村副委員長(33組)の指導のもと準備体操を行なって、歩き出す。中には、既に、昨日の影響が出ている人や、履きなれていない靴の人もいるようだ。大丈夫か?みんな元気なうちにまずは記念撮影!



枕石寺

佐竹寺

 最初の休憩地点。こちらに着いた時、もやがかかって、神秘的な雰囲気を醸し出していた(裏で何か燃やしていたのかもしれないが・・・。)。風車の弥七でも出てきそう。ここで、しばし癒される。ここのお寺の入り口には、かわいらしいお地蔵様が並んでいた。ここのお地蔵様だけの話ではないが、お地蔵様の頭をなでると賢くなるという言い伝えがあるそうだ・・・。手遅れだと思いつつ、ちょっと触ってみた。



佐竹寺

山吹運動公園

 ちょうど中学生のテニスの大会が行われていたようで活気にあふれていた。遠い昔の自分に重ね合わせたり、自分たちの子どもと重ね合わせたり。若いエネルギーを補充して、出発!

 山吹運動公園から、西山公園まで2.5キロというので、すっかり『もうすぐご飯だ!』モードでいたのだが、ここからが、今回一番の難所であった。常陸太田の秘境のようなプチ鍾乳洞のようなトンネル。そこをすぎれば、登りが続いていた。自主トレで鍛えているメンバーは、ひょいひょい登っていくが、運動不足の者には、『わ~!聞いてないぞ~!こんなアップダウンがあるなんて!』の世界だった。それにしても、こんな道を発掘した実行委員の方々はすごい!



高塩くんが得意げに指し示す先は、なんとトンネル!

西山公園・義公廟

 やっと西山公園着。日差しがまぶしすぎる。見事な眺めを楽しむ。ここで写真撮影。
帽子も汗で湿っているような暑さ。ご飯はもうすぐ!



義公廟

西山荘

 西山荘のレストハウスで、待望のご飯。ヘルシーなお弁当をいただく。お!今年も海老フライ入り!食べ終わった人から、先生方への色紙にひとこと書いていく。ん~。暑さのせいか、満腹のせいか、脳の衰えのせいか、月並みなことばしか浮かんでこない。けど、皆心をこめて、書いていた。
 庭で、また写真撮影。なぜか柴田さんはいなかったが、柴田さんがここで購入した、『西山荘』の印が入った冲方丁著『光圀伝』が代わりにおさまる。



西山荘レストハウス(桃源)の庭園

ヨネビシ醤油

 太田一高の近くを通り、130年以上続いていて、1867年のパリ万博にも精製醤油・雛菊を出品し、銅碑も受賞したという伝統のあるヨネビシ醤油へ。ここで、社長の高和さんが出迎えてくれ(私たちが、まさか歩いてくるとは思わなかったようで、バスを探していたらしい。)、店舗の二階でお話とビデオ鑑賞。高和さんは、実は常陸太田知道会の副支部長で、私たちが後輩だと知って、盛り上がる。盛り上がりすぎて、話が終らないのでは?と危惧したくらいだ。その後、隣の工場を見学。ここは、昔からの杉の桶を使っているということで、醤油は入ってなかったが、桶にしみついた長年の醤油(&乳酸菌?)の香りが漂っていた。日本人である幸せを感じる。店舗に戻り、たまり漬けやお茶をごちそうになりながら、おみやげを買う。水戸のゆるキャラ『ハッスル黄門』のついた卵かけ醤油は、ここで作っていたのか・・・。



醤油樽

寿橋

 再び茨城交通のバスで、水戸一高をめざす。こうしてみると、車窓からの茨城の眺めもいいものである。このまま、いい気持ちで一高まで行ってもいい、と甘い考えが浮かんだが、あっさり直前の寿橋で降ろされる。そして那珂川の土手の、高校生の時、歩く会の練習で何度も走った道を歩く。暑さも和らぎ、風が心地よい。さて、あとは地獄坂のみ。
今年もつわものが何人か(うち一名は女性である!)走ったようである。さすがだ。



夕日に向かい那珂川の堤防を歩く

水戸一高:ゴール

 こうして、今年も無事に、みんな母校へとたどり着いた。ちょっと母校の樹木がスカスカになっていて淋しかったけれど、校門で、モナリザのような雨澤さん(ちょうど洋服も黒だったし!)が迎えてくれて、疲れも半減する。
 高塩委員長の挨拶に続き、34組川島(旧姓・唯根)さんが代表して先生方に色紙をお贈りする。毎年思うが、先生方は、サイボーグ?体力ももちろんだが、好奇心も旺盛で、いろんなものに目を輝かせておられた。それが、若さの源なのだな、と思った。来年も、ぜひ、その元気なお姿を見せてください。
 そして、先生方より全員に高塩委員長作成の踏破証が授与された。毎年、文面も楽しみ。みんな文才あるなあ。
 最後に、来年の実行委員長が発表された。37組の高沢君だ。今から天気の心配をしていたようだが、大丈夫!きっと来年も晴れる!(根拠はないが・・・。)
 今年も、高塩委員長はじめ、飯村/中井川(31組)両副委員長、実行委員の皆さんの緻密な計画、細やかな心配りに驚かされた。常陸太田という故郷の新しい一面を発見することができたし、動きの鈍くなった足腰の骨肉を駆使し、なんとか歩くことができた。ほんとうに、いろいろありがとう!
 来年も、みんな笑顔で会えることを願っている。



水戸一高正門でゴール!



水戸一高



踏破賞授与

【撮影:佐々木(39組) 報告:佐藤(旧姓柳沢)(33組)】

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