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第5回「復活・歩く会」合同自主トレ総集編

【イベント報告】掲載:平成23年12月5日

 第5回「復活・歩く会」に向けた自主トレを開催しております。メタボ解消希望の皆さん、メタボとは縁がないけど健康に留意したい皆さんetcの参加をお待ちしております。

● 川越編(平成23年1月16日開催)

コース:JR川越駅〜妙善寺(毘沙門天)〜天然寺(寿老人)〜中院〜仙波東照宮〜
    喜多院(大黒天)〜成田山(恵比寿天)〜(昼食)〜伊佐沼〜川越城本丸御殿〜
    川越氷川神社〜見立寺(布袋尊)〜菓子屋横丁〜時の鐘〜妙昌寺(弁財天)〜
    蓮馨寺(福禄寿)〜大正浪漫通り〜蔵里(旧鏡山清酒跡地)〜JR川越駅 (約16キロ)
参加者:石井くん、松浦くん(以上31組)、川島さん(34組)、
    高沢くん、飛田くん(以上37組)、小久保(35組)、修
概要: お正月なので小江戸川越七福神をお参りしました。川越は新河岸川による江戸との舟運で栄えた街なので、江戸の情緒が至る所に残っていて、街並に風情があります。しかし川越の市街は比較的狭いため、「自主トレとしてもっと長い距離を設定せよ」という強い要望があり、川越郊外の「伊佐沼」まで足を延ばすこととしました。今回、37組の飛田くんが自主トレ初参加です。同じ37組だった高沢くんが川越の近くに住んでいる飛田くんを誘ってくれました。
 10時30分にJR川越駅に集合でしたが、石井くんから「池袋で予定の電車に乗り遅れた」と連絡があり、駅のコンコースで15分ぐらい立ち話をして時間をつぶすことになりました。その後、石井くんが合流し、JR川越前で出発前の記念写真(写真下左)を撮りました。
 まずはJR川越駅の近くの妙善寺から参拝するのですが、デフォルメされた地図に惑わされ、不覚にも道に迷ってしまいました。幸いにも散歩中の男性に道を尋ねて、やっと辿り着くことができました。
 次の天然寺に行くため新河岸川沿いまで移動しました。川幅の狭いこの川で江戸まで大量の物資を運んだというのはなかなか想像ができません。この付近では、もう、蝋梅や白梅が咲きだしていました。さらに天然寺境内の池では大きな錦鯉が悠々と泳いでいました。実際にはかなり肌寒い日でしたが、思ったよりも春の気配が近くに来ているようでした。
 次の目的地は喜多院です。喜多院までの途中にある中院には「島崎藤村先生記念碑」がありました。この中院には島崎藤村が義母の加藤みきに贈った茶室「不染亭(ふせんてい)」が移築されています。自主トレの日は小正月も過ぎていましたが、やはり有名観光スポットの喜多院はかなりの人手でした。境内に入る前に川島さんが買われた「つばさかりん」を見て修も欲しくなり、わざわざ参拝した後にそのお店まで川島さんに連れて行ってもらい、買い求めました。美味しかったのかな?
 喜多院の次は成田山川越別院を参拝し、ちょうどお昼過ぎになったので、「ぐるなび」で調べておいた禅味手打ち蕎麦「はすみ」というお店に行きました。蕎麦粉に拘った美味しいお蕎麦を食べられました。昼食休憩でエネルギー補給、さらに松浦くんは焼酎でチャージアップして、午後のコースに臨みます。
 川越市街から伊佐沼までは単調な一本道、しかもかなりの強風の中、寒さを堪えて一歩一歩、進みます。やっと辿り着いた伊佐沼ですが、なんと、沼に水がない!工事関係の看板によれば、環境護岸工事を行っており、平成24年度まで工事を行う予定だそうです。完成したら綺麗な水辺の公園となることでしょう。
 伊佐沼からこちらも工事中の川越城本丸御殿まで戻り、次に参詣したのは「縁結び玉」で有名な川越氷川神社です。そして布袋尊の見立寺(けんりゅうじ)を参詣しました。この辺りは沢山の寺社仏閣や史跡があるので短時間では回りきれません。次は修が待ち望んだ「菓子屋横丁」。大きな石焼芋を買って頬張っていました。その次は川越のシンボル「時の鐘」です。下から見上げるとかなりの高さで、驚きました。
 さあ、ここまで来ると小江戸川越七福神めぐりもラストスパート。弁財天の妙昌寺に参拝、そしてゴールの蓮馨寺(れんけいじ)まで一気に歩きました。写真下右は蓮馨寺で撮影しました。
 そして待ちに待った打ち上げは、昨年10月に開店したばかりの「小江戸蔵里(こえどくらり)」にて。「小江戸蔵里」は旧鏡山酒造(明治8年創業)の酒蔵だった建物をそのまま残して、土産処(明治蔵)食事処(大正蔵)として再出発した施設です。お酒が飲めない”Wおさむ”以外はみんな「酒蔵セット」を注文し、大正浪漫の酒蔵の味を味わいました。

 

JR川越駅                蓮馨寺

【報告・小久保(35組)】

● 曽我梅林編(平成23年2月20日開催)

コース:御殿場線下曽我駅〜中河原梅林〜瑞雲寺〜宗我神社〜(昼食)〜流鏑馬会場〜
    原(はら)梅林〜別所梅林〜小田原牧場アイス工房〜曽我丘陵ウォーキングコース〜
    東海道線国府津駅     (約12キロ)
参加者:石井くん(31組)、川島さん(34組)、高沢くん、飛田くん(以上37組)、
    堀米さん(38組)、小久保(35組)、修
概要: 当初の開催予定日の2月12日が雪だったため、2月20日に再設定して自主トレを開催しました。今回の自主トレ前半は神奈川県小田原市にある曽我梅林がハイライトです。この地は曽我兄弟の仇討で有名ですが、2月は梅の花が咲き誇り、曽我梅林全域で梅祭りが開催されます。自主トレ後半は下曽我駅から国府津(こうず)駅まで、早春の花々の中を歩きました。
 朝、横浜在住の石井くんを除く6名が東京駅で集合し、快速アクティーで一路国府津駅を目指しました。当然、石井くんは横浜駅で乗車すると思われましたが、その大きな姿を見せません。乗り遅れたのかな(?)と、何度か石井くんの携帯に電話を入れましたが、留守電モードになっていてつながりません。連絡が取れないまま目的地の下曽我駅のプラットフォームに降り立つと、なんと、目の前を石井くんが歩いている!!!・・・・・ どうやら、東海道線の一本早い電車で来ていたということで、ひと安心しました。
 前夜の天気予報では「曇のち雨、雨は午後3時過ぎから降り出す」ということでした。下曽我駅を出ると果たして曇り空で、少し肌寒い感じです。駅前には地元観光協会のボランティアが案内してくれる史跡・散策コースに参加する沢山の先輩方がおられました。元気ですねと、その行列を横目で見ながら駅前を離れました。今日の私たちのコースは、前半は梅祭り会場の散策、後半は国府津駅までの曽我丘陵ハイキングです。最後まで天気が持ちますようにと心の中でお願いしました。
 まず下曽我駅から御殿場線沿いを北に、中河原梅林(写真下左)の中を歩きます。曽我梅林の梅は食用なので”梅畑”です。偕楽園のように整備された散策コースがあるわけではありません。畑の畦道をのどかに歩いていき、曽我兄弟が十人力を授けられたという瑞雲寺に到着しました。境内には天然記念物に指定されている「モッコク」の大木がありました。瑞雲寺から中河原配水池の下を通過し、宗我神社にお参りしました。宗我神社は1028年創建の曽我郷の総鎮守で、毎年9月の例大祭では山車が各町内を廻ったのち下曽我駅までかなりの急坂を降りるという話です。
 宗我神社を出発したときにすでに11時を過ぎていたので、混まないうちに昼食を済ましておこうと、地元相州地鶏のお店「鳥ぎん」に向かいました。11時開店なので席はまだ空いているだろうと考えていましたが、予想は敢無く裏切られました。お店の人の話では開店から満席状態だったということです。取り敢えず席の予約だけして、待ち時間の小一時間を自由行動としました。小久保と修は、川島さんと堀米さんと共に、下曽我駅の方へ散策して時間を過ごしました。駅に近づくと梅製品の製造直売所があり、早速、堀米さんは梅干しを購入していました。また駅そばの「梅の里センター」では、今年表彰された梅干しが展示されていました。大きく見事な粒の揃った梅干しや、地元の小学生が作った作品がありました。ふとみると、その一角に年代物の梅酒が年毎に整理されて展示されていました。川島さんが「私も梅酒を作っているのよ」と話しながら、20年ぐらい前のもう褐色の液体となっている梅酒を眺めていました。「川島さんは直ぐに飲んじゃうから20年も残りませんね」と思わず言ってしまいそうになりましたが、堪えました。
 12時30分ごろにようやく席に案内されました。しかし混んでいたので3人と4人の2グループに分かれて座ることになりました。このお店の相州地鶏を使った釜飯は注文してから炊き上げるということで40分ぐらいかかります。その間に飛田くんはヒレ酒を堪能していたと後で話していました。実は午後のコースは凄い急坂なのですけど大丈夫でしょうかね。
 鳥釜飯を堪能した皆さん(写真下右)は、お昼を済ませた時点で十分満足しきっている様子でしたが、小田原牧場のアイスクリームや曽我丘陵のハイキングが残っています。再び駅前を通り、今度は下曽我駅の南側の「原梅林」に向かいます。御殿場線の線路わきに一本の真っ直ぐな道がありました。ここで毎年2月11日に流鏑馬が開催されるということです。流鏑馬会場を過ぎ、「別所梅林」に入ると、梅祭りの主会場なのでかなり賑やかになってきました。お祭りの出店があるところはかなりの人手で、自主トレグループはばらけてしまいました。少し歩行を停止して、お土産などを買っている人を待ちました。別称梅林には、今回のもう一つの目的地、小田原牧場が営業するアイス工房があります。アイスクリームには少し寒い日でしたが、氷もの大好きの高沢くんだけでなく、みんなで濃いトロ〜とした味わいを楽しみました。
 アイスクリームで英気を養ってもらったあとは、お待ちかねの国府津駅までの曽我丘陵ハイキングです。地図上では国府津駅までは約8キロですが、その勾配は凄いです。曽我丘陵の尾根にある「六本松跡」までは見上げるだけでも嫌になるような急傾斜の道が続きました。傾斜地に点在するミカン畑の中を縫うように歩いていくと、陽当たりのよいところなのでしょうか、梅の花が満開でした。そんな急傾斜の道でも石井くんは演劇や小説、アニメの話をしながらゆっくり登っていきます。お昼にヒレ酒を飲んだという飛田くんも多少喘ぎながらもなんとか登りきることができました。そして、標高248メートルの高山という丘の脇を抜けると、晴れていれば眺めがかなり良いと思われる開けたところに出ました。たぶん相模湾から富士山まで見渡せるのだろうなと心の眼で景色を想像しました。そこからは尾根伝いに小田原厚木道路と新幹線のトンネルの上を通り、さらに五国峠を過ぎ、国府津駅まで軽快に歩みました。幸いにもゴールまで天気は持ってくれました。
 国府津駅で堀米さんが預けていた荷物を受け取って、「日帰り天然温泉コロナの湯」までタクシーで移動しました。「コロナの湯」には「健美効炉」という、お肌にいい、カラダにいい、モンゴル秘伝の遠赤火窯サウナがあります。川島さんと堀米さんはこの中でかなりの時間を過ごしたという話です。入浴後にビール(若干一名はカキ氷)で打ち上げをして、タクシーで国府津駅に戻りました。静岡の病院での仕事に向かう堀米さんと国府津駅で別れ、東海道線で帰宅しました。堀米さんが今回の自主トレに大きな荷物を持参されていたのは、静岡で宿泊するためということでした。また、静岡ではランニングをするという話で、しかも、最近までクラシックバレエをされていたということで、両腕を耳のところまでビ〜ンと綺麗に上げられるほど体がすごく柔らかいのこと。驚きです。

 

  中河原梅林              相州鳥ぎん下曽我店

【報告・小久保(35組)】

● 三鷹編(平成23年5月7日開催)

コース:西武線多磨駅(旧・多磨霊園駅)〜味スタ〜深大寺(昼食)〜神代植物公園〜禅林寺〜
    井の頭公園〜京王線井の頭公園駅=高井戸駅〜天然温泉「美しの湯」(約16キロ)
参加者:松浦くん、石井くん(31組)、阿部くん、汀くん、古橋くん、豊田さん、
    川島さん(以上34組)、高沢くん、飛田くん(以上37組)、江戸くん(38組)、
    小久保(35組)、修
概要: 東日本大震災のため、3〜4月の自主トレ開催を見送り、5月は久しぶりのウォーキングとなりました。朝5時の予報は曇りだったため安心して集合場所に行きましたが、豈図らんや、雨が本降りになっていようとは。しかし今回は街歩きのため、傘をさして強行出発です。まあ、歩いているうちに雨も止むだろうと淡い期待を抱いていました。今回の自主トレは、遠く四国の地で水不足と戦っていた34組・阿部くんが初参加です。そして、今回の企画は、俄か「ハカマイラー」です。すなわち、漢字交じりで書くと「墓参ラー」。コース途上に眠る有名人のお墓の参拝を目指しました。最初の目的地である多磨霊園には、三島由紀夫、長谷川町子、大岡昇平、北原白秋、向田邦子、与謝野鉄幹・晶子夫妻、吉川英治など、著名な作家が眠っています。ここには江戸くんの親戚のお墓もあり、勝手知った場所ということで、江戸くんに道案内をお願いしました。しかし、雨がだんだん強くなったため、霊園入口から直ぐの高橋是清の墓所を参拝しただけで「ハカマイラー」第1部はお開きにしました。
 次の目的地は「味スタ」。このスタジアムには東日本大震災で被災された皆さんが一時避難されていました(注:5月22日にクローズされたとのこと)。警備の方に確認すると周回道路を通り抜けられるということで、中に入れてもらいました。隣接の「アミノバイタルフィールド」ではアメリカンフットボールの試合が行われていました。**くん(敢えて伏せ文字です)が目ざとく女性の審判がいることを見つけ、しばらくそこで見学休憩となりました。アメフト(それとも女性の審判?)に気を取られたせいか、休憩後、本来予定していた出口を行き過ぎてしまい、甲州街道まで出てしまいました。これで2キロは余分に歩いた計算です。「味スタ」からは、調布中、明大付属明治高校の脇を通り、野川に沿った散策道を深大寺方面に歩きました。道すがら、途中合流する阿部くんと古橋くんから代わる代わるメールや電話が届き、待ち合わせ場所の打ち合わせをしながら歩くことになりました。修を伝令にして、**くんから「休憩を取ってほしい」と懇願がありましたが、もう深大寺は目と鼻の先のところなので即却下しました。小雨が降り続く中、やっと深大寺に到着、阿部くんと古橋くんと合流できました(写真下左)。本日の昼食は深大寺門前の「元祖嶋田家」です。誰かさんの名前と発音は同じでも字が違うので大丈夫だろうということで入店合意し、銘々に深大寺ビールや蕎麦を堪能しました。
 少し長めのお昼休憩の間に小雨も上がり、ウォーキングし易い状態になっていました。深大寺の裏手にあたる「神代植物公園」に入園し、見頃の藤棚の前で記念写真を撮りました(写真下右)。この神代植物公園は5月下旬になると薔薇の花が咲き誇ります。薔薇の盛りにはまだ時期が早かったのですが、大温室内では強烈な赤や穏やかなピンク色のベコニアが見事でした。園内をさらに散策すると、これから見頃になるだろう躑躅(ツツジ)、牡丹、芍薬がありました。もっと見ていたい思いにかられましたが、時間の関係で正門から三鷹方面に行く道に戻り、「禅林寺」を目指します。「禅林寺」には森鴎外のお墓と、森鴎外のそばに弔ってほしいと遺言を残した太宰治のお墓があります。拡幅工事中の武蔵境通りを過ぎ、禅林寺の近くにたどり着きましたが、入口が分かりません。隣の八幡大神社からは入れない感じだったため、時計回りに敷地を一周して、やっと入口を見つけました。入口前の信号には「禅林寺前」としっかり書かれていました。逆回りをすれば直ぐだったところ、またまた1キロぐらい余分に歩いたことになったようです。禅林寺本堂横から狭い道を辿り、ようやく墓所に入ることができました。「森林太郎」と刻まれた森鴎外の墓とその斜め前にある太宰治の墓を参拝しました。
 小雨降りしきる中、神代植物公園で美しい花々を愛で、禅林寺では「ハカマイラー」第2部を達成したいま、あとは早く「美しの湯」にたどり着き、冷えた体を温め、ビールをグイッと飲み干したい心境です。しかし、再び雨が降り出し、自主トレメンバーの足取りはますます重くなってきました。少し急ぎ足で「井の頭公園」を目指して、近くの「井の頭公園駅」からは電車で高井戸駅まで移動することにしました。途中の誤コースで3〜4キロは余分に歩いているため、総歩行距離は当初予定を超えているとはいえ、しぶしぶの決断です。そして井の頭線の電車に揺られて、高井戸駅に到着。駅から直ぐの「美しの湯」のとってもしょっぱい塩化物強塩温泉で疲れを癒し、宴会で話に花を咲かせました。

 

  深大寺               神代植物公園の藤棚

【報告・小久保(35組)】

● 大山編(平成23年8月7日開催)

予定コース:小田急伊勢原駅=バス=大山ケーブル〜阿夫利神社下社〜大山山頂〜見晴台〜
        大山寺〜大山ケーブル(温泉)=バス=伊勢原駅
参加者:石井くん(31組)、小久保くん(35組)、小久保 修くん(中1)、
    高沢くん、飛田くん(以上37組)、川島(旧姓:唯根)(34組)
概要: 今回は自主トレとしては3ヵ月ぶり、今年になってからは4回目の開催です。全行程は8kmではありますが、標高1,252mの大山山頂までの標高差924mを登るという目標を掲げ、自主トレ始まって以来の苦行となりました。
 まずは集合時、石井くんと飛田くんは気合いが入りすぎて、なんと集合時刻の30分も前に伊勢原駅に到着。殊勝な心がけと感心です! 続いて小久保くん親子と高沢くんが到着。ところが海老名で停電が発生したために小田急線に遅れが発生・・・。私、川島の乗った電車は5分遅れで伊勢原に到着したため、大山ケーブル行きのバスはすでに定刻通り9:45に出発してしまい、次のバス(10:05発)を待つことになってしまいました。不可抗力とはいえ、私がもう少し時間に余裕を持って自宅を出ていれば避けられたこと。皆さん、ごめんなさい。なんだか今回は最初から波乱の予感ありです。
 そして予定よりも遅れて大山ケーブル駅を歩いて出発! ほどなく急な男坂と緩やかな女坂とに道が分かれ、我々一行は迷わず女坂を選択したのですが、「これって本当に女坂なの?」と思うくらいに急坂ではありませんか! 急な石段の連続です。やっとの思いで阿夫利神社下社の途中にある大山寺に到着し参拝いたしました(写真下左)。飛田くんはなんと秘密訓練(階段上り下り訓練)をして今回の自主トレに臨んでいたのですが、前日の飲酒がたたって貧血状態になり、ここでやむなくリタイアです。心優しい高沢くんが同行してケーブルカーで下山することになりました。下山後、彼ら2人は温泉「東學坊」で一足先に汗を流すことにしたのですが、なんと混浴露天風呂しかなく、一応、男女での時間シェアでしたが、誰もいなかったので女性の時間に入浴したそうです!
 一方、残る4人でさらに阿夫利神社の境内を抜けて出発。またもや急な石段からの登りとなりました。頼れる小久保くんが先頭、しんがりの石井くんが後方から見守る態勢で1列になって登りました。みんな、がんばって! 石井くんは大きな体が全身ずぶぬれ状態になるほど、大汗をかいてしまいました。
 十六丁目までたどり着き、ここで一息ついて昼食をとることにしました。ところが昼食開始時には薄日が差していたのに、だんだんと霧がたちこめ、遠くでかすかに雷が・・・。山での雷雨は危険です。すでに時間もけっこう経っていましたし、山頂への登頂はあきらめて下山することにいたしました。結局、全員が山頂までたどり着けず、そうした意味では、全員がリタイアです。道標が不親切でわかりにくく道をまちがえてしまったこともあり、あたりに人は誰もおらず、我々4人だけです。石井くんが「遭難する時って、きっとこんな感じなんだよね。」とつぶやいた、なにげない一言がやけに生々しく耳に残りました。なんとか阿夫利神社までたどり着き、ケーブルカーに乗って下山しました。
 ところがです。ずっと階段が続いたり足場の悪い道を歩いたためでしょうか。ここにきて私、川島の両脚が同時痙攣するというアクシデントに見舞われてしまいました。痛みのあまり、恥も外聞もなく足を投げ出し、高沢くんと飛田くんが私の足の指を伸ばしながらマッサージしてくれました。今、振り返ると赤面ですが、その時はそんなことを感じる余裕もなく、ただ心優しい友に身をまかせ、ご厚意に甘えさせていただきました。
 打ち上げは温泉「東學坊」にて汗を流してすっきりした後、宿の自家製豆腐を食べながら乾杯です(写真下右)。飛田くんは今回が4度目の参加で、すっかりレギュラーメンバーとして定着です。そして最後は「じゃ、また」「おう!」、まるで毎日顔を合わせているかのように、さりげなく手をあげて別れました。次の約束はまた来月! 同級生同士が何も考えずにただ無心に歩く喜びを共有できる幸せを感じつつ・・・。

おまけ1:解散後、西武線は落雷のため6時間もの運転見合わせとなってしまい、小久保くん親子は迂回して、やっとの思いでご自宅にたどり着かれたそうです。最後の最後までハプニングの連続でした。小久保くん、幹事役ご苦労様でした。
おまけ2:疲労のため、私、川島は早く寝ようと夜10時頃には床に就いたのですが、筋肉痛が起こり、下半身(腰、もも、ふくらはぎ)が棒のように硬直してなかなか眠れませんでした。年をとると筋肉痛は翌日からとか翌々日からなどと言われますが、当日の夜から筋肉痛が起こってしまうのは、まだまだ若い証拠であるといえるでしょうか?!

 

      大山寺             「東學坊」にて打ち上げこの時が最高の笑顔!

この後、阿夫利神社の下までなんとか登りましたが、
飛田くんと高沢くんはやむなく下山することに・・・!
                       

【報告・川島(旧姓 唯根)(34組)】

● 品川編(平成23年9月19日開催)

コース:川崎駅〜六郷土手〜品川神社〜穴守稲荷〜(昼食)〜大鳥居〜大森海岸〜鈴ヶ森〜鮫洲〜
    青物横丁〜北品川(新馬場) 約16キロ
参加者:雨澤さん、松浦くん(以上31組)、阿部くん、川島(旧姓:唯根)さん、古橋くん、
    汀くん(以上34組)、高沢くん、飛田くん(以上37組)、堀之内くん(39組)、
    小久保(35組)、 以上10名
概要: 30年ぐらい前に川崎球場に行くために降りたことがある川崎駅ですが、1988年に改装され橋上駅に変身したそうです。駅前のバスターミナルはかなり広い敷地となっています。今回の自主トレは、旧東海道に沿って、川崎宿から六郷の渡しを越え、品川宿に入るコースです。もう9月半ば過ぎですが、当日の天気はかなり暑く、30℃を軽く超えているような感じです。定刻の午前10時30分に雨澤さんを除く9名が集合しました。事前の連絡によると雨澤さんは午前に都内での仕事があるため、お昼から参加するということでした(昼食の穴子丼を目当てか?)。まず9名で川崎駅から東方向に移動し、「砂子」というところから旧東海道を江戸方面に向かって歩き出しました。この付近の旧東海道は綺麗に観光整備されています。
 では、まだ元気なうちに、その案内図の前で写真撮影です(写真下左参照)。さあ、江戸を目指して旅立ちです。するとまもなく、堀之内くんと同じ名前の地名で、しかもかなり有名なところを通過、堀之内くんは妙にはしゃいでいるようでした。やがて、多摩川に架かる六郷橋を渡ります。ここは江戸時代に六郷大橋が洪水で流され、そのまま再建されず渡しになったとのことです。六郷橋を渡りきると東京都、いいえ、江戸。ゴルフ練習場のそばの急な階段と土手を下りて、六郷橋を潜り、野球場、テニスコート、ゲートボール場がある多摩川六郷橋緑地に着きました。炎天下の野球場の脇を大汗をかきながら多摩川下流方向に向かってひたすら歩きました。
 するとレトロな雰囲気の水門に出くわしました。これは「六郷水門」と言い、世田谷方面を流れていた「六郷用水」の放流門として整備され、昭和6年に完成したということです。次の目的地は「羽田神社」です。しかし、小久保が印刷したGoogle地図には「羽田神社」という記載が本来の神社の位置から1キロぐらい手前の堤防沿いに記載されていたため、阿部くんはじめ皆さんが一生懸命探してくれましたが、見つからずじまい。そこで松浦くんが買ったばかりのスマートフォンを颯爽と取り出し、ナビソフトを立ち上げ、本来の「羽田神社」を探し出してくれました。いざ再出発というところでしたが、買ったばかりのためか、なかなか使いこなせない。近所の人のアドバイスもあり、やっと産業道路沿いの「羽田神社」に到着しました。きっと次回は、松浦くんはスマートフォンのフル機能を使いこなしているでしょうから、道に迷っても大丈夫でしょう。
 羽田界隈をウロウロしている間に雨澤さんから連絡があり、「穴守稲荷駅」で合流することになりました。地図で駅の場所を確認すると、なんと、羽田神社からはすぐそば、迷っている間に行程がどんどん進んでしまったようで、結局たいした時間ロスもなく、雨澤さんのいるはずの「穴守稲荷駅」に到着!
 しかし雨澤さん本人がいな〜〜〜い。駅の周りを阿部くんと手分けして探している間に、銀行のキャッシュコーナーから雨澤さんが出てきたのに遭遇!雨澤さんによると、「みんながそんなに早くは駅に到着しないだろう」とお金をおろしていたということでした。しかし、自主トレ本隊のほうは羽田神社探索のため、予定の海寄りのコースに対しショートカットして穴守稲荷方面に来てしまったので、雨澤さんの予想に反して短時間で合流してしまったというわけです。
 雨澤さんと無事合流し、まず「穴守稲荷」を参拝しました。そして待望の昼食です。今回は「ゆたか」という穴子料理専門店です。テレビでたびたび紹介されている超有名店ということで、10名の席が用意できるかどうか、かなり心配していました。幸いにも、お店に着いたのが午後1時近くだったため、昼時の第一陣のお客さんたちが食べ終わり、そろそろ席を立つところでした。ちょっと待った後、10名で丁度いっぱいの少し狭い個室に通されました。その後かなりの待ち時間でしたが、全員、話題の穴子丼をいただきました。やわらかい穴子とさくさくの衣。これは美味。ちょっと濃い目のツユが味のアクセントです。結局、ここで1時間以上の間、寛いでしまいました。さて、午後の歩行は大丈夫でしょうか?
 昼食をいただいた「ゆたか」から羽田神社のある産業道路まで戻り、今度は品川を目指して北上。大鳥居を過ぎると、西糀谷、北糀谷という町工場の多い大田区らしいところを抜けて行きました。西糀谷と北糀谷の境には「呑川(のみかわ)」という小さな河川が流れています。いや、正しくは「流れていました」。かつて洪水が多発したため、残念ながら現在のように埋め立てられ、全長1.8kmの長い緑地公園に変身し、憩いの場所になったということです。さらに北上すると産業道路は大森町駅の近くで第1京浜に合流します。ここからは京浜急行と平行して歩きます。京急の駅と駅との間隔はかなり短いため、徒歩でもすぐに隣の駅に着いてしまい、平和島駅、大森海岸駅と速いペースで通過しました。すると、皆さんがだんだん無口になってきている雰囲気です。昼食後、少し飛ばし過ぎたでしょうか。もう少しで旧東海道への分岐が見えてくるでしょう。その手前には「しながわ水族館」があります。そして第一京浜との分岐点には「鈴ヶ森刑場跡」があり、江戸時代は約70m×16mの広さだったということですが、当時と比べればかなり狭い敷地に、井戸や火炙用の鉄柱、そして、磔用の木柱を立てた礎石などが残されていました。
 ここから北品川までは一方通行で、ゆったりと江戸気分に浸れます。まず立会川に架かる「泪橋」を渡ります。「泪橋」とは、鈴ヶ森刑場で処刑される咎人とその家族が最後に泪を流して別れたところから名付けられたということです。次は鮫洲。東京の人は良く知っている免許試験場のあるところです。しかし、この辺りからメンバーの皆さんの顔には疲労の色がハッキリと出てきていました。もうすぐ3時近くになるため、今回の歩行区間は予定していた北品川駅ではなく新馬場駅の近くにある「天神の湯」までに変更することを決めました。しばしの小休憩を終え、目的地までもう直ぐであることが分かると、少し歩行速度が上がったような感じです。ようやく新馬場駅に近づくと、「荏原神社」への参道で、目黒川にかかる「鎮守橋」が見えました。「鎮守橋」の朱塗りの綺麗な欄干で記念撮影(写真下右)。荏原神社を参拝し、全員無事にゴールできたことを感謝しました。そして、近くの「天神の湯」の黒い湯の温泉で汗を流しました。この黒さは、古生代からの植物が分解されて有機物となり、ゆっくりと時間をかけて地下水に溶け込んだことで生まれるということで、「豊富なミネラル分が肌に優しく、湯上がり後もしっとりとなめらかに保つ」という効能があるとのこと。川島さんと雨澤さんは脚の疲労回復だけでなく、さらにピチピチのお肌になったことでしょう。
 最後に、新馬場駅そばにある「HARU」というイタリアレストランで、ビールとワインとピザにチーズで打ち上げを行いました。今回は時間の都合で新馬場止まりの弥次喜多道中でしたが、ここから先、旧東海道は北品川駅まで整備されています。次の機会は、是非、北品川駅まで踏破したいと思います。

 

     旧東海道を川崎駅から江戸へ      目黒川に掛かる鎮守橋、後ろは荏原神社

【報告・小久保(35組)】

● 夢の国「東京ディズニーシー」編(平成23年11月13日開催)

参加者:石井くん、松浦くん(以上31組)、豊田(旧姓:山名)さん、汀くん、
    川島(旧姓:唯根)(以上34組)、小久保くん、斎藤さん(以上35組)、
    高沢くん、飛田くん(以上37組)、江戸くん、栗原くん、
    堀米(旧姓:坂本)さん(以上38組)、佐々木くん(39組)
概要: 今回の参加者は合計13人となり、自主トレ始まって以来の参加者数最多記録の更新です。当日は11月中旬という時期にもかかわらず、すばらしい晴天にも恵まれ、昼間は歩くと汗ばんでくるような暖かさでした。半袖姿の参加者も数名現れました。これは「チョー晴れ女」の斎藤さんの存在が大きいためと思われます。
 当日は混雑が予想されたため、前日に幹事・高沢くんからの緊急連絡で集合時間を当初の予定より30分早めて9時半に変更しました。予期されていたこととはいえ、集合時のかなりの人混みを目にして、どうなることかと不安に襲われました。しかし高沢くんはかつて年間パスポートを3年間も持たれていた(遊ぶためではなく、ここで仕事をするためにです!)だけに、ディズニーシーに関してはスミからスミまで熟知されていて、超混雑の中、段取りよく次から次へとアトラクションをこなしていきました。彼のおかげでファストパスを有効に利用でき、アトラクションに並ぶ時間が最小限ですんだと思います。他の参加者は迷子にならぬように、ひたすら彼についていくだけでした。それにしても多少の混雑も皆と一緒だとそれほど苦にならず、待ち時間でさえも楽しいと感じてしまうのは不思議なことです。
   昼食は「ニューヨーク・デリ」にて、それぞれサンドウィッチ、サラダ、ビールなどをいただきました。堀米さんと私、川島はチーズケーキを思わず追加で食べてしまいました! 幹事・高沢くんは、なんとディズニーシー内でお酒の飲めるレストランをあらかじめリストアップしてくれていたのです。細かなことにまでの気配り!! 感激です。
 この時期のパーク内はクリスマスの飾りつけが美しく、ムード満点です。夕暮れ時、サンセットが過ぎるとパーク内の電飾がいっそう華やかになってきました。この頃からだんだんと混雑のピークが過ぎたように思われます。夜のメディテレーニアンハーバーを舞台にしたナイトエンターティメントショー「ファンタズミック!」を楽しんだ後、赤や緑のクリスマスカラーの花火がクリスマスソングに合わせて夜空に打ち上がるのを心ゆくまで堪能し、名残はつきないのですが、ここで解散となりました。
 解散後に江戸くん、高沢くん、汀くん、川島の4人は、さらに40分ほど並んで「センター・オブ・ジ・アース」に挑戦し、絶叫しながら無重力体験を楽しみました。これは病みつきになりそうな感覚でした(笑)。
 江戸くんはシングルライダーを利用して「タワー・オブ・テラー」にも乗り、恐怖体験を一人で楽しむこともできたようです。江戸くんはこれで「人気アトラクション完全制覇」を達成しました。この混雑日に奇跡的な偉業であるといえます!
 それにしても50歳すぎのミドルエイジの男女13名が童心に戻ってディズニーシーで遊ぶという光景がぜんぜん奇異なことではなく、けっこう周囲になじんでいました。これもディズニーシーが夢の国であるがためでしょう! 楽しい一日になりました。参加者からの評判もよく、アンコール企画「ディズニーシー自主トレ・リターンズ」の要望、さらには「ディズニーシーを毎年の定番企画にしたい」という声も上がっているほどです。
 最後に、ディズニーシー企画のナビゲーターとして走り回ってくださった高沢くん、格安チケットの入手にご尽力くださった佐々木くん&ミセス佐々木にSpecial Thanksです。

 

    見てください、この笑顔・・・!      赤や緑のクリスマスカラーの花火!
    みんな童心に戻っていますね。       ディズニーシーはまるで夢の国です。
           

【報告:川島(旧姓 唯根)(34組)】