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イ・ソリスティ・イバラキ

掲載:平成22年4月4日

田口先生のコンサートレポート 第3弾

オペラ・ガラコンサート〜オペラ・アリアの夕べ〜

 2010年3月22日、田口先生のコンサートに行ってまいりました!  プログラムはアンコール曲を含め、全部で17曲という盛りだくさんの内容でした。ガラコンサートは、いろいろなオペラのおいしい部分だけつまみ食いをしたような、 とても得した気分に浸ることができます。例えば、恋に思い悩む歌があったり、思う人を誘惑して口説く歌があったり、恋人の裏切りをなじる歌があったり・・・ 指揮をされる田口先生にとっては、その曲ごとに感情移入をしながら音楽の世界に入られるのですから、相当にお疲れになったのではないかとお察しいたします。 当日はまだまだ肌寒い春の夜でしたが、県民文化センターのホールは真夏を上回る熱気で満たされました。演奏された曲はどの曲も素晴らしかったのですが、 かなりの曲数ですので、自分の特に好きな曲という意味で3曲だけピックアップして感想および私なりの解説を述べたいと思います。 

1.ヴェルディ:「運命の力」序曲
 このオペラは通称「運力」(うんりき)と呼ばれているオペラです。内容的に登場人物のほとんど全員が死んでしまうという絶望的で救いようのないストーリーなので、 序曲は重々しい感じのする曲ですが、とてもよい曲です。

2.プッチーニ:「トゥーランドット」より”誰も寝てはならぬ” 谷川佳幸/テノール
 まず、テノールの谷川佳幸さんの声がとにかく素晴らしかったです。酔い しれてしまいました。このアリアは4年前のトリノオリンピックのフィギュアスケートで金メダルをとった荒川静香選手が演技に使用した曲なので、おそらく日本で一番有名なアリアであると言っても過言ではないと思います。英雄的な内容のアリアです。谷川さんの美声だけでなく、前半の美しい弦楽器の繊細さも光っていましたし、それを引き出された田口先生の指揮には抒情的な味わいが出ていました。

3.アンコール曲 ヴェルディ:「椿姫」より”乾杯の歌”
 聴衆からの盛んな拍手に応えられて、演奏会の最後は出演者全員による”乾杯の歌”で華やかな フィナーレとなり盛り上がりました。出演者の方は、ゲスト出演者を除き、全員がオーディションで選抜された方であるだけに、皆さんがとてもお上手でハイレベル な演奏会であったと思います。と同時に、地元出身の声楽家ばかりでこれだけの演奏会ができるということで、地元茨城県の音楽的なレベルの高さを誇らしく思いました。 オーケストラをバックに、たくさんの聴衆を前にして歌うのは気持ちよいでしょうね。全体としては、田口先生の音楽を演奏する喜びに満ちあふれているコンサートであり、また私を含め会場の多くの聴衆が音楽を聴く幸せに浸ることのできた素晴らしいコンサートでした。美しい音楽に包まれた満足感を胸に、会場を後にすることができました。最後に一言、ブラーバ!

番外編  −コンサート前のひととき−
 コンサート開始前、水戸駅ビルのエクセル6Fにある「シャトーカミヤ」で軽くワインをいただきピザなどをつまみながら、52年卒有志で歓談いたしました。メンバーは雨澤さん(31組)、堂(旧姓 飛田)さん(33組)、小久保くん(35組)、岡崎くん(37組)、私の5名です。コンサート前でしたので、ワインを控えめにしたことは言うまでもありません。


コンサート前のひととき@シャトーカミヤ水戸エクセル店
(左手前から、雨澤さん、堂さん、左奥から、小久保くん、川島、岡崎くん)

【報告:川島(旧姓 唯根)34組】