「復活･歩く会｣メッセージコーナー

♠秋山先生(35組ご担任)：

　皆さん10月4日の歩く会ではお世話になりました。

　去年もそうでしたが、本当に30年以上も過ぎたのだろうかと、何度も不思議な気分になりました 。皆さんと話をしながら歩いていると、その長い年月がフーッと消えてしまいます。
　それぞれ今は押しも押されもしないひとかどの職業人であり、けっこうな年齢を重ねているはずな のに、いつの間にか10代のころの顔を読み取って「高校生モード」に切り替わってしまうようです。

　人間にはいわば帰巣本能があって、誰でも時々羽を休めてホッと出来る場所がほしくなり、それに ふさわしいのは余計な気取りも緊張もいらない場所で、その1つが同窓の仲間の中ということになる のでしょうか。皆さんは実に楽しそうでした。

　あの日は最初あまり体調がすぐれませんでした。というのは、直前にチェコから帰ったばかりで時 差ぼけが回復していなかったのです。前日にははたして参加できるのかと危ぶんだのですが、幹事と の約束通り大洗から合流することが出来ました。歩き始めると時差ぼけはどこかへ行ってしまいまし た。

　世界史の授業で扱った史跡や都市などの後追い検証、という表向きの理由をつけて、毎年おもにヨ ーロッパへ向かうのですが、勉強の成果は怪しいものです。
　今回は、神聖ローマ皇帝カレル４世の威光が残るプラハ再訪が主目的でしたが、チェコ南部モラヴ ィア地方で「アウステルリッツの戦い」の古戦場を見たときには胸が熱くなりました。ここでナポレ オンがロシア・オーストリア連合軍を破って、その後の絶頂期を迎えます。しかし授業で話していた 情景とはかなり違っていました。ごめんなさい。

　次の機会を楽しみにしています。またお会いしましょう。