番外 「復活の準備」
【イベント報告】掲載:平成19年12月2日
●メタボ王子ンのご意見無用のちょっと楽しい話
第1話 助走のちに脱線
50歳目前のオジさんとオバさんたちはいったいどれくらい歩けるのだろうか? 無理の利く宿泊場所はあるだろうか? など諸々検討した結果、日程は10月の3連休、距離は2日間で往時の半分の35K、宿泊は万年青年・高塩くん(32組)の協力で袋田温泉「思い出浪漫館」に、2日目の昼食場所は勝田マラソン完走者・鹿島くん(33組)の尽力により那珂一中に決定。ゴールは当然、一高です。
そして3月17日、水郡線沿線の仲間と共に、コースの下見&試歩&打合せを実施。「思い出浪漫館」の戸崎支配人に「寝場所は大広間で全員雑魚寝」「夕飯はおにぎりに豚汁で可」を交渉したが、「当館のサービスに支障をきたす」と諭され断念。
水戸駅南口近くでの打合せ(打上げ?)が長引き、東京に戻れず柏の「居酒屋『水戸っぽ』」にて徹マンで夜を明かすことに。元一塁手・石井くん(31組)のいきなりの役満ツモに眠気ブッとびも、朝帰りはやっぱり眠い。そんな電車の中で平然と読書する元一塁手の姿にまたビックリ。
第2話 キャッチフレーズ
開催案内を作成するにあたり、同期の士気を高めるようなキャッチフレーズを決めようと。恩田陸さんの「誰でも映画を観ている間は18歳に戻れます」をヒントに、ならば「18歳になろう!」に、そして最終的に元夜更かし委員長・汀くん(34組)が「18歳に戻ろう!」に修正し決定。皆さんは18歳に戻れましたでしょうか?
第3話 公然の秘密?
元サッカー少年・古橋くん(34組)から、「合同自主トレを企画してほしい」との要請があり、それではと有志を募って15K程度の合同自主トレを4月〜6月に計3回開催(第1回、第2回)。第3回(日本橋〜レインボーブリッジ〜お台場〜葛西臨海公園コース)では、最後に「リストランテT☆K☆S☆W☆」(四つ星です)家庭料理をご馳走になった後に、オーナー(3?組)所蔵のサブカル?のディープな逸品の数々を拝見し、「どんだけ〜」と、ただただ唖然・呆然。
この合同自主トレ唯一の誤算は、体力的に問題がありトレの必要性が一番あったAさん(3?組)がついぞ一度も参加できなかったことでした。さて本番はどうだったんでしょうか?
第4話 願いは一つ
復活の準備で一番腐心したのが安全の確保。根本先生から「安全面には十分な注意が必要」とのアドバイスを雨澤さん(31組)を通じていただき、また街中で見掛けた標語「安全は 優先 率先 まず実践」を胆に命じるのでした。
先ず、救護班の編成に着手し、医師の岡崎くん(37組)と大曾根くん(36組)、看護師の柴田さん(34組)の協力により救護車帯同の救護体制が出来上がりました。また、7月下旬には県産業会館で岡崎くん等の協力により「救命蘇生講習会」を開催し、万が一の事態に備えました。
そして何よりも安全なコース設定です。そこで起きたサプライズの話。9月のとある土曜日、コース下見のため訪れた常陸鴻巣駅を出てすぐ、まるみや製菓の「かっぱ大福」が気になって入店し和菓子を選んでいたら、突然声を掛けられた。驚いて顔を上げるとそこには鹿島くんがいるではないか。聞けば出勤途上で、店の前をうろつくメタボ王子ンを偶然見掛けたとのこと。驚きのあまり、店の主人に「かっぱ大福」の謂れを聞くことを失念してしまったが、酒まんじゅうをオマケにいただきました(カレー味にビックリ)。
第5話 幟(ノボリ)の行方
直前になって誰からともなく「幟があると盛り上がるよね」との声が湧き出てきたものの、現役の「歩く会」は「復活・歩く会」の翌週だから母校から借りることもできないなぁと思案していると、岡崎くんが作製を買って出てくれたのである。文案に「絶対に踏破するぞ!」を提案するも、「煽りすぎると事故になる」と汀委員長に注意されボツ(無念!)。
更に岡崎くんから、「幟に参加者全員が寄せ書きして恩師にプレゼントしよう」と提案があり、オー!グッド・アイデア!で即決定となる。前日深夜まで家族総出で作製(奥様とお嬢さんが揮毫)してくれた幟が上小川駅に到着し、それまでのオジンたちのダラダラ歩きが一瞬に「復活・歩く会」に変貌し、盛り上がりましたね。那珂一中での昼食休み時に皆で寄せ書きした幟は、ゴール後、この世に二つとない記念品として恩師に贈呈されたのでした。
岡崎くん、家族への対価の支払は「いかほど〜」。
第6話 復活の証しのもの
歩く会の完歩の証しと言えば「踏破証」ですね。復活させるに当たり、何としても用意しなければと思案した結果、東京での単身赴任を終えて京都に戻るため参加が出来なくなった朝帰り隊長・川俣くん(32組)に、作製担当を強引に押し付けたのである。「格調高く気品とユーモアあふれる文章で」との注文を付けて。
文豪・川俣くんは、赤ペン先生Aさんの手をちょっと借りつつも、京都の問屋を駆け巡って調達した和紙で趣のある踏破証を作製し寄贈してくれました。(右資料をクリック!)
氏から届いたメール「・・当初は2日間とも仕事のため参加断念し、ペナルティということで踏破証担当を引受けたはずだったのですが(そういえば1字誤字がありましたね。ごめんなさい。でも国語力の無さは奥村先生の折り紙付きですから。これを頼んだ方の責任、人選ミスでしょう)。その後、S氏に煽りに煽られて、同僚のひんしゅくも顧みず仕事を
押しつけまくってなんとか京都から参加しました。でもその甲斐があって本当に素敵な2日
間だったと思います。・・・」
第7話 無理だっぺか?
本番3週間前の9月14日、盟友・高塩くんがなんと緊急入院したとの驚愕情報が飛び込んできた。宿泊・保険・弁当・飲料と「復活・歩く会」の実務の全てを氏に依存 しており、最大のピンチ!に携帯メールして督促するばかりか、病院まで押しかける。
思いのほか元気で安堵。「することなく、退屈だなあ」といいつつも、ベッドできっちりと準備を進めてくれていたのでした。(右資料をクリック!)
「何とか月末には退院して、本番には必ず行く。只、車の運転は難しいので運転手を手配してほしい」。16日間の入院生活から復帰し、準備を急ピッチで進めてくれた復活・高塩くんに多謝。そして運転代行の任を引受けてくれた佐藤伸くん(33組)、おつかれさまでした。
第8話 永遠(とわ)に友と
「復活という名の再会(開) そんな出逢いだからこそ
何気ない一時(ひととき)を 今日からはかけがえのない一時に
友と歩き 友と探し 友と笑い 友と誓い 友と感じ 友と選び
友と泣き 友と背負い 友と抱き 友と迷い 友と築き 友と願い
ささやかな幸せが 木漏れ日のように
やわらかに降り注ぐ そんな道を歩きながら
いつまでも どこまでも」(元詩:「永遠にともに」)
道中の話題は「あのころ」「あれから」がまだまだ中心でしょうが、「いま」「これから」を語り合ったあのころの「歩く会」に近づいていくことでしょう。
今回は参加できなかった皆さんも、来年は是非一緒に歩きましょう。
【報告:島田(33組)】
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