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大島くんの香港便り (2/8)

【同級生の近況】掲載:平成19年8月5日

香港の今

 香港は10年前の1997年に英国から中国に返還され、正式名称は「中華人民共和国香港特別行政区」と言います。でも、私から見ると、香港の人々は今でも自分が中華人民共和国の国民とは思っておらず、「香港」と言う国の国民であるとのIdentityを強く持っているように感じます。

香港返還10周年記念日花火大会。香港の花火は海からもビルの屋上からも同時に上がります。

 香港は、香港(香港島)、九龍、新界、離島部の4つの地区に分けられます。この中でも香港(香港島)は、今でも英国統治時代の香りを残していますが、九龍半島側(九龍、新界)は、この10年の間に急速に中国化しています。例えば、香港側ではお店はもちろんタクシーでも英語が通じますが、一旦海を渡って(?)九龍側に来ると、殆ど英語が通じません。「香港は英語が通じるから楽だろう」と言う人が多いですが、全くの間違いです。

九龍と香港島を結ぶ渡し船、スターフェリー

香港島を東西に走るトラム(路面電車)。どこまで乗っても一回2香港ドル(30円)

 私は、ビクトリア湾を挟んで香港島の反対に位置する九龍側の突端(その名も「尖沙咀(チムシャチョイ)」)に住んでおりますが、タクシーに乗って英語の住所を言っても通じた例がありません。通りの名前を必ず広東語で言わないと、自分のアパートにも帰れないのです。

 今の香港は、英語よりも北京語の方がよっぽど通じます。英国統治時代は小学校から英語学習が義務付けられていましたが、現在は北京語学習が義務付けられています。就職する際も、香港企業は殆ど中国で企業活動行っており、北京語が出来ないと就職が難しいのです。ですから、最近の香港人は北京語が上手ですが、英語は下手です。

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