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大島くんの香港便り (3/8)

【同級生の近況】掲載:平成19年8月5日

飲茶

 香港と言えば飲茶を連想するほど、飲茶は香港を代表する食事ですよね。でも、一言で飲茶と言っても色々なスタイルがあります。昔の飲茶は、湯気が出ているセイロをワゴンに積み重ねてテーブルの近くに来てくれるスタイルでしたが、最近このスタイルの店は少なくなり、注文用紙に印を付けて店員に渡す形式が多くなりました。こうなると、注文用紙に何が書いてあるか知っていないと注文出来ない訳ですが、外国人の我々には一度食べた料理名をしっかり覚えていないと、ほとんど闇なべ状態で注文するしかありません。まあ、値段も安いし、何を頼んでも80%は「当たり」ですので、たまにとんでもない料理が出てきてもご愛嬌というところでしょうか。ちなみに私は鶏の足先(というか4本の指?)の煮物(コラーゲンたっぷり!)と、豚の血を固めた豆腐のようなやつは、今でも食べる気がしません。香港島の中環(Central)という場所に、トラディショナル飲茶代表の蓮香楼という店があります。ここは広東語しか通じません。従って、我々は全く店員とコミュニケーション出来ません。朝早くから無茶苦茶混んでいる店ですが、誰も席に案内してくれないので、空いている席に客は我先に座り、店員が持ってくる食器をお茶で洗い(注:香港人は、まず食器(おはし、お椀、レンゲ、お皿)をお茶できれいに洗います。店が食器をきれいに洗っているとは絶対に信じていないので、食べる前に必ず自分で食器をお茶洗浄します)、湯気の立つワゴンが厨房から出てくると、客は一斉に伝票を片手に料理を自ら取りに行きます。従って、席でおとなしく待っていても、ワゴンは途中で売り切れUターン。流しそうめんで下流にいると何も食べられないのと同じ理屈です。新界の山の中には、飲茶の里とも言える川龍村という村があります。ここの飲茶は、山の中なのに日の出前から鳥籠下げた香港人が各地から集まり、自分の鳥の声を競わせて飲茶を楽しむという、なんとも風流な飲茶です。ここではお茶を入れるところからDo it yourselfで、自分で急須を洗い、湯のみを洗い、4種類の茶葉から好きなのを急須に入れ、2度ほどお湯を捨ててから、さあ飲みましょうと。

香港島の名都酒楼レストランの飲茶風景

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